2013年7月1日月曜日

ハイチでの活動、最後の1週間。



最後の1週間はエナジードリンクを飲みまくりながらほとんど寝ずに、ずっとタダ働きをしていました。おかげでブログもFacebookもtwitterも全然更新していませんでした。

朝から晩までテントキャンプCapvvaで住民調査をし、電気が使える夜中の数時間で調査データの整理をし、日本の企業へ寄付のお願いをし、クレムソンがクレオール語とハイチの情報を発信するためのWebサイトを作りました。

リロケーションの前進

住民調査、建設会社の選定、見積り項目の決定が同時進行で進めれるように本部ともずっと連絡をとっていました。
住民調査はテントを一軒一軒訪ね、住民の名前、年齢、性別、建設現場で働くことができるか、移転に賛成かという項目を用意した記録用紙を450枚ほど用意して行いました。

1日中、外にいたため、ハイチの人ほどではありませんが、腕も顔も真っ黒になりました。

残念ながら訪問時に不在だった家庭は現地スタッフとキャンプのリーダーが再度訪れ、写真データをメールで送ってもらい、集計します。

そして、調査後も住民がキャンプから出て行くことが考えられるので、出て行く住民はリーダーに報告すること、リーダーはJoin The Journeyの現地スタッフに報告すること、をシステムとして機能させるために、リーダーから全ての住民に理解を呼びかけてもらうことを約束してもらいました。

おそらく今週中にもすべての住民のデータが集計できます。

ここから、建てるべき家の数、6歳から15歳の子供の数、建設現場で働くことのできる人の数、特別な支援が必要な家庭について洗い出します。

6歳から15歳の子供の数に基づき、学校の大きさを決めます。そして建設現場で働くことのできる人間を雇うように建設会社へ働きかけます。想定しているサイズの仮設住宅に収まらない大家族、女性と子どもだけの家族など、支援を必要とする家庭をピックアップし、Join the Journeyは賃貸ローンとマイクロローンプログラムでサポートすることができます。

ここまで、集計していて、家族構成に驚いてます。10人くらいの大家族、父親母親のいない家庭、苗字の違う子供。

複雑さの無い家庭はほとんどありませんでした。
また、0歳~3歳の子供、つまりテント生活しか知らない子供が150人以上います。

70歳を超えたばぁちゃんと、15歳の男の子の2人暮らし、建設現場で働くことができるか? YES

記録用紙を見ながら、俺の超人的なタイピングの速さがさらに限界を超えていくのを感じました。






建設会社へは僕が作成した資料を使い、代表から直接問い合わせています。このプロジェクトは通常の建設プロジェクトとは違い、資金がまだ用意されていない上に、Capvvaの人間を作業員として雇い、教育して技術を与えることや、Capvvaからの交通手段などを約束してもらう必要があります。移転予定地はポルトーフランス北部のかなり広い土地で、今後も大規模な建設プロジェクトが実行される場所としての期待もできます。経験を積んだ作業員が今後も新しい土地で仕事の機会を得ることができるのです。

そこで、建設会社には事情を全て説明し、このプロジェクトの受注者としてだけではなく、パートナーとして管理してもらうことが必要だと強く訴えているところです。

そして昨日はUSから来た取締役の1人と、水のエンジニアと一緒に再度、移転予定地へ行ってきました。2週間前に作った、移転予定地の情報と、見積もりのために必要な追加調査をまとめた資料を参考に、現地の視察を行ってきました。特に、近くのマーケットや都市部へのアクセスや、水の質、土地が農業に適しているか、という点で現地を調査しました。この情報によって、さらに正確な見積が可能になります。




特に僕からはCapvvaの人はテント生活で大変だけど、一軒ずつ訪ねたことで、意外と子供達は元気なこと、ストレスは多いので小さな争いごとは頻繁に起きるが、全体的にキャンプの中の治安は良いことを感じ取っています。これは、リーダーたちが争いの解決に努めてきたことや、住民の結束力の高さなど、コミュニティーとしてかなり機能していることと、テント内で空腹に喘いでいるような人は実際は見ていないことから、彼らはどうにかして、何かを食べる術を持っていることを伝えました。
移転によって、この強いコミュニティーを破壊しないためのデザインが必要であること、そしてCapvvaが都心部にあることで収入がなくても、拾う、盗むなどの手段によるものかは分かりませんが、どうにかして食べれていた人が、農村部に移ることで、その手段を失った先には本当に死が待っていることを訴え、現在は、人数分の家を建てるためのシンプルな見積りを作っているが、どうか水、農業、都心部へのアクセス、仕事を生み出す手段を考えることを止めないでほしいことを伝えました。

移転は強制退去から逃れるために最優先させるべきだという考えと、命に関わるほどのリスクがあることを知りながら、また家のクオリティーも予算と期間の関係上、低コストで大きな地震などに耐えることができないものであることも知りながら、具体的な数字を口にすることは本当に勇敢な決断だと、俺は評価すると伝えています。






最終日

最終日は、いろいろとお世話になった近所のおばちゃんのとこへ挨拶へ行き、Capvvaへ行って皆さんへお別れを言ってきました。

Capvvaの子供達に本当にいつも癒されました。あの可愛い頭を触れなくなるのがめちゃくちゃ寂しいです。子供があんなに可愛いなんて知らなかった。彼らの未来を守るためにできることならいくらでも戦ってやろうと思います。


ハイチを一旦離れますが、まだ活動は終わりません。外からでもできることは何でもやる覚悟でいます。
無事に移転プロジェクトが遂行され、Capvvaの住民が、新しい土地で安心して暮らしていくのを最後まで見届けたいです。



今後とも応援よろしくお願いします。